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「放課後デイでSSTをやっていますと言われたけど、具体的に何をしているの?」 「SSTって本当に効果があるの?」
保護者の方からよくいただくご質問です。今回は、放課後等デイサービスで行うSST(ソーシャルスキルトレーニング)について、内容・方法・効果をわかりやすく解説します。
SST(Social Skills Training)は、日本語で「社会的スキル訓練」や「ソーシャルスキルトレーニング」と呼ばれます。
簡単に言うと、「人とうまく関わるための方法を、練習を通じて身につけるプログラム」です。
たとえば、こんなスキルを練習します。
「そんなの当たり前じゃない?」と思うかもしれません。でも、発達特性のあるお子様にとっては「当たり前」が難しいことがあります。そして、これらのスキルは「教えてもらえれば身につく」ものです。
放課後等デイサービスでは、遊びや活動の中に自然とSSTの要素を取り入れています。代表的な方法をご紹介します。
【ロールプレイ】 実際の場面を想定して「練習」します。たとえば—— ・「友達におもちゃを貸してと言われたけど、今使いたい」→ どう断る? ・「グループ活動で自分の意見と違う意見が出た」→ どう伝える?
スタッフが相手役をして、お子様が実際にやってみます。うまくいかなくても大丈夫。「じゃあ、こう言ってみたら?」と一緒に考えて、何度でもやり直せます。
【感情の温度計】 自分の感情の強さを「温度計」で表現する方法です。
「今、何度くらい?」と聞くことで、お子様が自分の感情を客観的に把握できるようになります。「50度のときはどうする?」「80度になる前にどうする?」と対処法をあらかじめ決めておきます。
【ソーシャルストーリー】 「こういうとき、こうするといいよ」を短いお話にして読み聞かせる方法です。視覚的な情報が入りやすいお子様に特に有効です。
たとえば—— 「体育の時間にドッジボールをしました。ボールが当たって悔しい気持ちになりました。でも、『悔しいけど次がんばろう』と自分に言い聞かせました。すると、気持ちが少し楽になりました。」
お子様に合った場面でオリジナルのストーリーを作り、繰り返し読むことで行動のパターンを身につけていきます。
【ゲーム活動】 ボードゲームやカードゲームは、実はSSTの宝庫です。
遊びの中で自然と社会性を学べるので、お子様も楽しみながら取り組めます。
しょうとくクラブ真田山教室では、SSTを3つの段階に分けて行っています。
【第1段階:個別SST】 まずはスタッフと1対1で。安心できる環境で基本的なスキルを練習します。人前が苦手なお子様や、まだ集団に入るのが難しいお子様はここからスタートします。
【第2段階:小集団SST(2〜3人)】 個別で身につけたスキルを、少人数のグループで実践します。「友達と一緒に」という要素が加わることで、より実際の場面に近い練習ができます。
【第3段階:集団SST(4〜6人)】 小集団で自信がついたら、より大きなグループへ。学校の教室に近い人数で、学んだスキルを応用します。
いきなり集団に入れるのではなく、お子様のペースに合わせて段階を上げていく。この「スモールステップ」が、確実なスキルの定着につながります。
放課後デイで学んだスキルは、家庭でも活かせます。
・「今の気持ちは何度?」と聞いてみる → 感情の温度計を日常に取り入れる
・「〇〇してほしいときは、こう言おうね」と伝える → 適切な伝え方を一緒に練習する
・ボードゲームを一緒にやる → 順番を待つ、負けを受け入れる練習
・「今日、お友達とどんな話した?」と聞く → コミュニケーションを振り返る習慣をつける
大切なのは「できたときにほめる」こと。「順番待てたね、えらい!」「ちゃんと言葉で伝えられたね」——小さな成功をその場で認めることが、スキルの定着を加速させます。
「SSTを始めたら、すぐに変わりますか?」とよく聞かれます。
正直に申し上げると、すぐには変わりません。社会的スキルは繰り返しの練習で身につくもので、一般的に効果を実感できるまでに3〜6ヶ月程度かかります。
ただし、「全く変化がない」わけではありません。最初の1ヶ月で「スタッフとの関係ができてきた」、2ヶ月目で「個別SSTで自信がついてきた」、3ヶ月目で「小集団でも参加できるようになった」——このように、小さな変化は積み重なっていきます。
焦らず、お子様のペースを大切にすることが一番の近道です。
しょうとくクラブ真田山教室では、SSTの様子や進捗を保護者の方に定期的にフィードバックしています。「うちの子にSSTは合う?」と気になる方、まずはお気軽にご相談ください。
────────────────── しょうとくクラブ 真田山教室 TEL: 070-8453-5889 見学・相談: https://emina-base.com/shotokuclub/contact ──────────────────
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